英語学習は中学校から高校、大学まで行われているが、日本人は「英語が苦手な人種」のイメージが定着している。
その根拠として様々な説があるが、今回は日本のニュースを英語で紹介する『Japan Today』(2012年5月6日号)に
掲載された「Why are Japanese so bad at English?」(どうして日本人は英語がこんなに下手なのか?)の記事を交えながら、
日本人の英語が苦手な理由を5つ紹介していこう。
【1】 授業の不十分な強化
『They need reinforcement: real-world materials showing the variety of ways in which words are actually used.』
「彼ら(日本人生徒たち)には“強化”が必要です。強化とは、単語が実際に使われる様々な使われ方を示す、実世界の教材のことです」
学校で英語の授業が義務化となっている一方、不十分な時間数の授業のなかで、単語や文法だけを押し込められ、
実用的な使い方については十分な教育がされていないことが一つの原因として挙げられている。
【2】教室のコントロール
『At the risk losing some classroom control, it wouldn’t kill you to get people out of their seats and actually interacting with each other.』
「教室のコントロールを多少失うリスクを負ってでも、生徒たちを席から立たせて、実際に互いに交流させてみるべき」
従来の“生徒が全員着席して静かに授業を聞くスタイル”の教育では、英語の成果は上がらない。
英語力を向上させるには、コミュニケーションを通じて“相手にどれだけ自分の英語が伝わっているのか”を理解することが大切。
【3】不十分な練習
『There’s a huge difference between knowing what to do and actually being able to do it. Put somebody face-to-face with another human being and all sorts of things happen to their brain.』
「するべきことを知っていることと、それを実際にすることができることとの間には大変大きな差がある。人を別の人に対面させると、あらゆることがその2人の脳に起こる」
ここでは、実世界の予測できないコミュニケーションに対応するための練習の不足について述べている。
【2】でも紹介したように、実践的な英会話トレーニングを積み重ねていくことが、英語力を向上するうえで不可欠といえる。
【4】沈黙が許される環境
『Nobody wants you to go off doing something crazy, like saying what’s on your mind.』
「誰もあなたが何を考えているかを言ってしまうような、狂ったことをすることを望んでいません」
日本人は何でもかんでも思ったことを口にするのではなく、胸の内に秘める文化を持つ人種。また、規律を重んじるよう育てられており、
「○○をしたら叱られる」「○○をしたらいけない」などの社会的な圧力が、
子どもたちの上にも圧し掛かっていることも積極的に話さない原因ではないかと触れている。
【5】英語の必要性
『The chances of a Japanese person having to use English appears to be about on par with needing an abacus.』
「日本人が英語を使わなくてはならない確率は、そろばんが必要となる確率とおよそ同等のようだ」
島国である日本では、英語の必要性を感じる可能性がそもそも低い。
実際には英語圏で通じない“和製英語”も数多く存在することや日本で英語を話せなくても困ることはないということが原因だと考えている。
このように、日本人が英語を話せない理由は様々挙げられる。
紹介したほかにも、日本が英語圏に遠い地理に位置することなども一つの原因として言われているそうだ。
英会話の幅を少しでも広げるためにも、日頃から英語に触れていきたい。
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=168175 2016/05/15(日) 12:08:25.99
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1463306582/